2012年10月30日火曜日

竜と剣

先日、部屋の模様替えをしました

模様替えをしますと、部屋にあるものの整理なども一緒に行うと思います。
すると、「思い出の品」というものが出土します。
ここでの出土は、本当に土から出てくるのではなく、古いものが出てくるという比喩です。

人は忘れる
「思い出の品」には、言葉通りその品にまつわる思い出のエピソードが存在します。
それは甘酸っぱいものかもしれないし、苦いものかもしれないし、ベッドにダイブして枕に顔をうずめてばたばたしたくなるものかもしれません。
ものそれぞれ、人それぞれに沢山のそういったエピソードたちが、存在すると思います。

そういった懐かしい出土品を見ていると、ふと「あれ? これ何だっけ?」というものが出てくることがあります。
何か大事な思い出があったはずなのに、思い出せないもの。
エピソードは思い出せないのに、とても懐かしいもの。
思い出の細部は憶えていないのに、自然と涙があふれてくるもの。
そういったものたちに、出くわします。
そうして、私は悲しくなります。
それらを思い出せないことを、それらを思い出してあげられないことを。

しかし、それは当然のことなのです。
人は忘れる生き物なのです。
だからこそ、前に進んで行けると私は思っていますが、それはまた別のお話なのです。

人は記録できる
思い出を忘れてしまうという話をしましたが、それを思い出すこともできます。
ではどうするのか?
それは、出土品にまつわる資料を見ればいいのです。
まるで考古学者が、出土品と同じ年代の他の資料から、出土品について調べるようにです。

しかし、ここで困ったことが発生します。
そもそも、その当時の他の資料というものが、存在しなければいけません。
ですが安心して下さい。
人は忘れもしますが、記録することもできます。
日々の出来事を、記録していけばいいのです。
記録する形は、日記を書いたり、ツイッターでつぶやいたり、ライフログ系アプリを使ったり、なんでもいいと思います。
記録するものも、今日はこんな良いことがあったぞとか、こんな失敗をしてしまったorzとか、あんこちゃんマジ聖女でもなんでもいいと思います。
とくかく、当時のことを思い出すきっかけになれば、それでいいのです。


終わりに
昔は竜や剣の絵を、よく教科書の端に描いていました。
その当時の絵を見ると、ベッドへダイブしたくなります。

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